事例紹介

【DX事例:株式会社DrivenX様】開発力を武器に業務フローを効率化。気鋭のエンジニア出身CEOに聞いたDX化の背景

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Q1 貴社事業の概要について教えてください。

株式会社DrivenXは、2022年6月に創業した人材系IT企業です。私、森田はその代表を務めています。初めはフリーランスのエンジニアとして活動を始めました。システム開発の受託など様々な経験をし、現在は自社開発したフリーランスエンジニアと案件を所持しているSES企業のマッチングプラットフォームである「xhours(エックスアワーズ)」を運営しています。

▼「xhours(エックスアワーズ)」サイトはこちら。

https://x-hours.com/

 

エンジニアの中にはバックエンドエンジニアやUIUXデザイナー、さらにはオフショアやSES領域の専門家、あるいは要件定義などの経験も豊富なITコンサルの方まで幅広く、約2000名程度のフリーのエンジニアの方にご登録いただいており、ありがたいことにこの数は日に日に増加している状態です。また体制としては社員は私1名ですが、協力いただいている10名以上のマーケター・営業・デザイナー・エンジニアが関わっております。こうした多様な背景を持つメンバーが集まり、DrivenXは日々新しい価値を創出しています。

 

Q2 貴社の業務フローにおいて、どのようにDX化が実現されているかを教えてください。

元フリーランスのエンジニアとしての経験から、DrivenXはIT開発力を経営にフルに活かしています。業務のほとんどがDXの観点から省力化・効率化されており、特にリード獲得、メールの連携、請求や契約の手続き、そしてプラットフォームのデータ分析などがその好例です。このあたりはエンジニア発で会社を立ち上げられていることの大きなメリットですが、最初は受託開発をしながらコツコツと体制を整えたことと、新たなメンバーが仲間に加わるたびに必要なシステムを構築していったことによって、現在はオフィスなどを設けずに事業が完結する状態を実現できています。具体的に言うと、10名以上の外部メンバーとの連携においても、APIを駆使してリアルタイムなインテグレーション体制を築いています。このような体制により、業務フローが高速化され、顧客への迅速な対応が可能となっています。

 

Q3 DXの実現にあたって、工夫しているポイントを教えてください。

基本的にジャンルにこだわらずにDX体制を敷いている状態ですが、DrivenXが特に力を入れていて、かつ収益に直結している部分はマーケティングと営業の連携です。リード獲得の媒体がSNSからコール、広告運用まで多岐にわたる中、Googleスプレッドシートを基軸にしつつ複数のサードパーティーサービスを連携させた独自のシステムを構築。これにより、連携が自動かつリアルタイムに行われ、業務効率の大幅な向上を実現しています。また、稼働中のフリーランスの状況をコールで確認する際、重要な情報や緊急の状況がある場合には自動でアラートが上がる仕組みを採用。これにより、迅速な対応と高い顧客満足度を実現しています。

 

Q4 逆に、貴社のDX状況における課題があれば教えてください。

当然ではありますが、事業拡大の裏にはさまざまな課題も潜んでいます。DrivenXも例外ではなく、特に組織の拡大に伴って社内メンバー間の連携やデータ蓄積の整備が課題として浮かび上がっています。このあたりについては具体的にいつまでにという期限は設けていませんが、リモート環境のため十分に可視化された状態での連携体制の構築、のちのちAIなども活用し、蓄積したデータを元にサービス利用・マッチング精度向上を検討しています。また体制拡大後もさらなるリモートワークの発展的な実現を見越しており、将来的には海外からも誰でも働けるような労働環境を整備する予定です。そのために、各種設備やシステムの整備を今から進めている段階です。

 

Q5 最後に、今後の展望をお聞かせください。

DrivenXの目標の一つは、フリーランスのエンジニアが自由に、そして最大限にその能力を発揮できる社会を築くこと。現在のマッチングプラットフォームを更に進化させ、稼働管理や各種データ分析が簡単に行える機能の追加も視野に入れています。また外部には掲載できないことも多いですが、開発力を背景にパートナーとなるSES企業様の省力化に貢献しているAIサービスなどもすでに実装しており、そのような開発の方向性は今後も続いていくでしょう。こういった努力を重ねることでエンジニアと企業双方がwin-winの関係を築けるよう、努力を続けてまいります。

 

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