事例紹介

【ベトナム×最新ビジネス事例:株式会社Wakka Inc.様】日本企業のベトナム法人設立をサポート。現地人材の特徴と進出にあたっての注意点

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Thumbnail Wakka Inc

Q1 貴社事業の概要について教えてください。

株式会社Wakka Inc.は、東京とホーチミンシティに開発拠点を持つSIerです。
コンサルティングから実際にシステムを開発するラボ型開発、アーリーステージのスタートアップや企業の新規事業起上げにあわせたMVP開発やPoCなど、クライアントのビジネスステージに応じた開発サービスを提供しています。

また開発サービスとは別に、ベトナムにオフショア開発拠点をもつことができる、「ベトナム法人設立支援ラボ」の提供も行っております。

▼「ベトナム法人設立支援ラボ」サイトはこちら。

https://wakka-inc.com/service/lab/

 

Q2 ベトナム法人設立事業を始めた背景をお教えください。

10年以上前に弊社がベトナムに進出してから、組織運営、ITエンジニアの採用、プロジェクト推進などを継続的に行ってきました。また、ベトナムで自社グループ2社の現地法人を設立するなどの法人設立業務の経験から、実例をもとに十分に法人設立のノウハウを蓄積することができました。


そうした背景があり、これらのノウハウを他社に提供するサービスを計画していたところ、日本国内のITベンチャーさま2社ほどすぐにお声がけいただき、ベトナムへの進出支援をお手伝いさせていただくことになったため本格的にサービス化を行いました。

 

Q3 ベトナムの人材と日本企業の相性は他の東南アジア地域と比べていかがでしょうか?

業種や状況によってまったく違うとは思うのですが、個人的にIT業種との相性は良いと感じます。
ベトナムでは、政府主導で学校教育のSTEM科目(科学・技術・工学・数学)強化に力を入れてきました。こうした背景から、現在では年間5万人を超えるIT人材を輩出しています。さらに外資ITの誘致に積極的な税制優遇を施すことで、ベトナムのIT人材は日本を含む海外からの進出企業で働くことが一般的になっています。文化も近く同じアジアの国として認識されている日本企業は、非常にベトナムのIT人材とマッチすると思います。

 

Q4 ベトナム進出にあたってのポイントや注意点、進出に向いている企業を教えてください。

弊社ではご依頼を受ける際に実際に現地の代表となる予定の方、またはカントリーマネジャーに就任する方を弊社へ受け入れ長期滞在していただくことをオススメしています。これはやはり人材の採用や初期のプロジェクトへの適用には、それぞれのプロジェクトやタスクの目的、意義、背景、ビジョンなどをしっかりと伝える必要があるからです。特に初期に採用する人材は、長期的にリーダーやキーマンとして在籍していくことが多く、この時期の採用とマッチングは非常に重要になります。


こうした背景もあり、進出の目的がその企業さまの課題解決と密接かつ、現地の担当者がそれをしっかりと理解している企業さまは比較的スムーズに運営が進む特徴があります。

 

Q5 最後に、今後の貴社事業の展望をお聞かせください。

Wakka Inc.では、一般的な開発サポートだけではなく、こうした同業の進出支援もソリューションの一環としてサービス提供しています。今後も開発サービスを提供するだけではなく、自分たちが体験してきた課題をもとにあらたなサービスや体験を提供していきたいと考えています。


実際に弊社のベトナム拠点では、ITプロジェクトで必要になる人材のスキルセットや労務情報、プロジェクトアサイン、各プロジェクトにおける人事評価を管理するIT企業特化型タレントマネジメントシステムを独自に開発し利用しています。このグローバルなIT開発環境で利用できるように最適化されたHRシステムをSaaS化し、弊社を利用していただいた進出企業さまへの無料提供や、その後はアジア市場でサービス提供などをできればと考えています。

 

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